人前に立つ目的を書き換える。

20140715speach

皆さま、おはようございます。

(社)日本専門家協会理事・国際イメージコンサルタントの三好凛佳です。

 

専門家はもちろん、経営者から会社員までさまざまなビジネスパーソンからビジネスファッションのアドバイスのご依頼を頂くのに、一番多い機会が「人前に立つとき」。

研修講師やコンサルタントなど、話すことがプロのお客様も多いですのですが、その一方、人前でプレゼンするのが初めてというお客様も多く、先日も70代の会社経営者の方からもご依頼を頂きました。

 

服装に関しては、こうして事前にプロに依頼して準備しておけば安心です。

でも実際のスピーチの方は初めてのこととなると、当日まで心配や不安はなかなか消すことができませんよね。

 

人前に立つのが苦手…という方の多くは、目立つことや派手なことがお好きでない実直派や堅実派かもしれません。

そうなると、『上手に話さなければいけない』『キチンと間違えずに話さなければいけない』と、正しく任務を遂行しようとするあまりに、自分が正しく話すことばかりに意識が行ってしまうんですね。

 

もちろん、これも大切なことなのですが、人というのは『間違えないようにしよう』とすればするほど、緊張を招いたり、周囲が見えなくなってしまうことがあります

そう考えてしまっている方には、少し立ち止まって考えて頂きたいことがあるのです。

 

そもそも、『あなたは、人前に立って、何を伝えたいのでしょうか?』

『聴く人にどんな感想を持ってもらいたいですか?』

 

はじめて話す人の場合、「あぁ、話の上手い人だった」「間違えずに流暢な話しをしていた」という感想を求めているのでは無いと思います。講演家や噺家ではないですものね(笑)

 

たとえ、言葉に詰まったり間違えたりしても、あなたが本当に伝えたい大事なことや、あなたが持つビジネスパーソンとしての人柄が伝わればよいのではないでしょうか?

 

気持ちの持ち方として、間違えないようにではなく、聴く人にわかりやすく伝わりやすいようにと意識や工夫をしてみることがお薦めですよ。

 

自分にベクトルを向けずに、相手にベクトルを向けて、「正しく間違えないように話す」を手放すと、緊張が解けていつもの自分に戻れる瞬間がやって来ます。

前職がデザイナーという職人系だったので、私もそうでしたから(^^)

 

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